株式会社AHBは動物と人間の幸せな共生社会の実現に貢献することを社会的使命とします。

感染症

感染症

当社では感染症の撲滅に全力で取り組んでおります。

現在の繁殖環境の元で感染症の中でも致死性が高く撲滅が困難なものに犬パルボウィルスがありますが以下の対策をとり発症率の低減に取り組んでます。

  • ブリーダー巡回ワクチン接種 当社獣医師が契約ブリーダー様を巡回
    • 主に繁殖用の母犬に対し混合ワクチン接種、狂犬病予防接種、マイクロチップ装填を実施
    • 母体から子犬への感染症に対する移行抗体を増やし免疫力のアップ
    • 要請があれば父犬に対しても接種
    • 巡回時に狂犬病ワクチンの接種や動物薬の処方も実施

犬の 感染症

犬パルボ

  • 症状:
    成犬を含めて、離乳期以降に感染する『腸炎型』と、生後3から9周令の子犬のかかる『心筋炎型』の2タイプがあります。
    腸炎型は激しい嘔吐と下痢を繰り返し悪化すると、悪臭のあるトマトジュース状の粘液性の血便をし、重度の脱水症状を起こします。また心筋炎型は、健康そうに見えた子犬が突然、虚脱や呼吸困難を起こし急死するものです。
  • 原因:
    犬パルボウィルスによる感染症
    子犬の場合は特に致死率が高い恐ろしい病気です。
    感染犬の便や嘔吐物、それらに汚染されたものからの接触を繰り返し口や鼻から感染します。
  • 治療法:
    ウィルス感染症に対する特効薬はなく下痢と嘔吐への対症療法が中心となります。抗生物質は輸液療法、猫インターフェロン投与など
  • 予防法:
    混合ワクチンで予防できるので子犬の時に3回程度、その後は年1回の
    定期接種が理想である。また原因となる犬パルボウィルスは自然環境下
    で数カ月生存する非常に強いウィルスです。
    もし感染の疑いがもたれたら、すぐに他の犬と隔離し、糞便や嘔吐物の
    処理、周辺環境の消毒を行い感染の輪を広げないことである。
    消毒は5%の次亜塩素酸ナトリウムかビルコン、ワイプアウトを用いる。
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検査診断方法

  • 犬パルボPCR検査 [#tdc7e541]
    食欲不振・下痢・嘔吐などの症状が見られたらパルボを疑いましょう。
  • 診断の第一歩は簡易検査キットによる検査です。
    簡易検査キット;チェックマンCPV
    チェックマンCPV
    この簡易検査キットに犬の糞便を塗るだけで犬の糞便中における犬パルボウイルス抗原の検出が出来る簡単なキットです。真性パルボかどうかの確定診断は次のステップ、PCR検査に進みます。
  • PCR検査
    PCRとはポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction, PCR)は、DNAを増幅するための原理またはそれを用いた手法です、また手法を指す場合はPCR法と呼ばれることの方が一般的。英語をそのまま片仮名読みにしたポリメラーゼチェーンリアクションとも呼ばれる。当社ではPCR法を用いて、パルボウィルスのDNAレベルでの検査分析を実施しております。
    PCR検査機器検査の様子
  • 検査のご注文は
    ◆サポート担当
    ☎ 03-5646-6892
    E-mail breeder@petplus.co.jp
    担当 源本
  1. 簡易検査キットチェックマンCPV 5回分で1セットとなってます。
  2. PCR検査 検体採取キット付 パルボ確定診断検査
    ※ 契約ブリーダー様バイオプラス会員様向け専用サービスになっております。
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ブリーダー様へ

  • 繁殖用の母犬ワクチンの接種が効果的です、パルボウィルス免疫のための
    移行抗体が妊娠中に子犬に確実に移行しパルボに対する抗生が出来ます。
    当社では契約ブリーダー様に当社獣医師が直接出向き母犬ワクチンの接種、狂犬病予防接種、マイクロチップ装填を実施しております。
    お申し込みは当社の担当バイヤーまで
  1. 狂犬病予防接種
  2. 感染症予防任意ワクチン接種
    (犬:バンガード6 猫:ノビバック5)
  3. ワクチン接種証明書発行
  4. マイクロチップ装填
  5. マイクロチップリーダーの安価提供

母犬ワクチンの接種

  • 使用ワクチンはゾエティス(旧ファイザー)のバンガード6を使用
    狂犬病のワクチン接種も承っております。

ジステンパー

  • ジステンパーの症状
    生後1歳未満の子犬に多い病気。
    ジステンパーに感染すると1週間以内に症状がでてくる。
    最初は食欲不振や熱で風邪と間違いやすい。
    これが2~3日続いて一旦熱が下がったりする。
    免疫力のある犬はここで治ることもあるが
    免疫力の弱い子犬や老犬は細菌などに二次感染を起こし
    症状がひどくなっていく。
    こうなると嘔吐・下痢・てんかん・痙攣・凶暴化・麻痺
    その他感染していく場所によってさまざまな症状が現れ
    治療のすべがなくなり安楽死を考えなければいけなくなる。
  • ジステンパーの原因
    ジステンパーウイルスに感染した犬から、くしゃみを吸い込んだり、
    間接的に触ったりしても体内に侵入し臓器、脳、全身に広がる
  • 予防・治療方法
    初期のうちに治療できるよう獣医に診せる。
    二次感染しないよう症状にあわせて抗生物質やステロイド剤、
    ビタミン剤などを投与する。
    けいれん、まひがある場合は抗てんかん薬などを用いたりするが
    有効な治療はなかなかない。
    年1回のワクチン接種で予防することが重要である。
  • ジステンパーにかかりやすい犬種
    生後1歳未満の子犬。
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パラインフルエンザ(ケンネルコフ)

  • パラインフルエンザ(ケンネルコフ)とは
    ケンネルコフ(伝染性気管気管支炎)は、咳(空せき)や発熱など、人間の風邪と似たような症状が長く続く、伝染性の呼吸器感染症です。ケンネルコフは不衛生な飼育環境や体力・抵抗力の衰えなどが誘因となってウイルスや細菌に感染し発症します。とくに空気が乾燥する冬場は感染しやすいので注意が必要です。
  • 症状
    咳、発熱など。重症例では肺炎を起こして死亡することもあります。
    ケンネルコフになると、咳や発熱などの症状が急に現れます。運動したり、興奮したりした時や温度・湿度の急変があった時に咳が多くなり、発作性の咳のためゲーゲーと吐くような様子がみられることがあります。ウイルスの単独感染では軽い症状の場合が多く、ほとんどは1週間~10日前後で回復します。しかし、ほかのウイルスや細菌にも感染(混合感染)した場合や、抵抗力や体力の少ない子犬や老犬が感染した場合には、食欲や元気がなくなり、高熱や膿のような鼻汁を出すようになります。ときに肺炎を起こして死亡することもあります。ケンネルコフのように咳を特徴とする犬の病気としては、ほかに犬ジステンパー、フィラリア症(犬糸状虫症)や僧帽弁閉鎖不全症などの心臓病、気管虚脱などがあります。
  • 原因
    ウイルスや細菌の飛沫(ひまつ)感染が原因
    ケンネルコフは、犬パラインフルエンザや犬アデノウイルスII型などのウイルス、気管支敗血症菌といった細菌などが、1種から複数種、感染することが原因で起こります。感染経路は接触感染や飛沫感染です。このため犬が集団で生活する環境下では、1頭が感染すると、他の犬に次々と伝染してしまうことが多くみられます。
  • 治療
    ウイルス感染では咳や炎症を抑え、細菌感染では抗生物質を投与する
    肺炎などの合併症がなければ多くは自然治癒しますが、少なくとも1週間ほどは咳がひどくならないよう興奮させたりせず安静にさせ、充分な栄養を与えます。合併症があったり、咳などの症状が強ければ、それに応じて抗生剤や鎮咳剤、気管支拡張剤などを投与します。
  • 予防
    的確なワクチン接種と外出する際は慎重な判断をしましょう。
    ケンネルコフの原因となるウイルスのいくつかに対してはワクチンが開発されているため、予防の1つとして子犬の頃からきちんとワクチン接種を行うことが大切です。とくに老犬では体力が衰えていたり、ほかの病気があったりで抵抗力が低くなっていることが多いので、日ごろから健康診断を受け、ワクチンをしっかり接種しておくようにしましょう。また愛犬の住環境を衛生的に保っておくことも大切です。冬場はウイルスが活性化しやすいので保温・保湿を心がけ、愛犬の体調が悪い日には外出を控えたり、散歩中に咳をしている犬との接触を避けるようにしましょう
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フィラリア症(犬糸状虫症)

犬フィラリア症は心臓の右心房、右心室、肺動脈にそうめん状の長さ20から30センチほどの寄生虫が寄生することによって発症する疾病です。
蚊の吸血行動で媒介されます。

  • 汚染地域では、予防措置を取らない場合、3回感染時期を経過すると、ほぼ100%感染します。この場合の予防とは、予防薬を定期的に投与すること、窓のない完全室内飼育で犬舎内に蚊の侵入が無いことであり、蚊取り線香使用や防虫剤の使用は予防措置に含まれず、通常の網戸は蚊の侵入を許してしまいます。
  • 数匹の少数寄生の場合は特に症状が出ないことも多いですが、多数の寄生になると様々な心臓病の症状が出ます。
  • 予防には、現在マクロライド系の坑寄生虫活性を持つ抗生物質が用いられ、これを月1回感染開始1ケ月後から感染終了後1ケ月まで投与することによりフィラリア症の発生を防ぐことが出来ます。

ジアルジア症

  • 犬のジアルジアは消化管内に寄生する原虫で子犬を中心に
    急性ないしは慢性の下痢をおこす可能性があり、感染率が高いこと、さらには人への感染という観点からも注意が必要な感染症です。
  • 診断法
    糞便検査やジアルジア診断キットなどがありますが、顕微鏡を用いての糞便検査では検出率が低く、一度の検査では見つけられない事が多いです。
  • 感染経路
    ジアルジアのシスト(外界抵抗力の強い殻に包まれた卵状のジアルジア)を口にすることで成立します。ジアルジアのシストは糞便中に排泄されます。排泄された便を放置しておくと、雨風にさらされてシストが土や水たまりなどの周囲の環境中に散らばります。犬がこの汚染された土をなめたり、水たまりの水を飲んだりすると、ジアルジアに感染してしまいます。
    シストを経口摂取して感染し便中に排出するまでの期間(プレパテント・ピリオド)は約1〜2週間とされています。
  • 症状
    無症状の場合もありますが、ほとんどが軽度から重度までの
    下痢です。若齢の動物ほど症状が激しく、食欲不振・
    栄養発育不良・血便、最悪死に至ることもあります。
    また症状を示す例に比べて症状を示さない不顕性感染が
    多数存在し、特に子犬では発症に輸送や環境変化などの
    ストレスが関与していると思われます。
  • 治療
    ジアルジアに対する投薬が必要になります。処方が必要な
    メトロニダゾール(アスゾール、フラジール)や、
    バイオプラスファマシーで購入可能なフェバンテル配合剤
    (ドロンタールプラス)が使われます。決められた回数の投薬が
    必要ですので、不明な点は獣医師にご相談下さい。
    ジアルジアは熱湯・乾燥に弱いので、きれいにお掃除・消毒・
    熱湯消毒・乾燥して環境汚染をコントロールし感染予防をお願いいたします。

犬伝染性肝炎

  • 多くは不顕性感染であるが、特に子犬では重要な急性・全身性の感染症で肝炎を起こします。軽症では、食欲不振、下痢、嘔吐、鼻水などが見られます。
    糞便、尿、唾液から直接、またはウィルスに汚染した食器、衣類による間接的に移ります。また、回復後も6ヶ月以上尿中にウィルスを排泄することがあるので、注意が必要です。

犬コロナウィルス性腸炎

  • コロナウィルス単独の感染だけで重症化することは少ないが、パルボウィルスと同時に感染すると、重症化することが知られている。

レプトスピラ症(細菌)人畜共通感染症

  • あらゆる年齢の犬に感染する可能性があり、人にも感染します。
    肝臓と腎臓が障害を受け、慢性進行性の肝炎や慢性腎炎に移行することがあります。
    食欲不振、沈うつ、嘔吐などが見られ、症状の進行が速いケースでは、腎不全や肝不全が認められる前に死亡してしまうこともあります。
    尿中に排泄された菌の経口感染の他に、経皮感染によっても移ります。
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猫の感染症

猫汎白血球減少症・FLP

  • 猫汎白血球減少症とは
    FLPとも呼ばれ猫汎白血球減少症ウィルスを原因とする感染症であり
    猫ジステンパー』『猫伝染性腸炎』ともいわれる。
    ウィルス自体はパルボウィルス科に属したDNAウィルスである。
    糞便を介しての感染および胎盤感をひきおこし、妊娠時の感染では流産や胎児の小脳形成不全を引き起こします。
  • 感染方法
    感染した猫との接触や糞便 尿や嘔吐物で汚染されたものから感染する。このウィルスは猫体外に出ても1年以上
    生存するほど強いウィルスであり、人間の服などから感染する可能性もある。
  • 症状
    食欲不振・発熱39度以上・下痢・血便などを示し、白血球減少 空腸・回腸の充出血・腸管リンパの腫大や出血 
    特に体力のない子猫や若い猫やワクチンの接種を受けていない猫がかかりやすく、感染すると、急激に症状が悪化し、成猫は早期治療すれば死亡率は少ないが、子猫はわずか1日で死んでしまう事もある死亡率が高い恐ろしい病気。
  • 予防
    予防にはワクチン接種を行う。
    環境中でチリやホコリに混じりウイルスが長期存在するので、便等の取扱いに注意。
    強いウイルスなので、ビルコン・塩素系の消毒薬で感染猫が使った食器、便器等を消毒する。
    感染猫の隔離が重要で接触しないように厳重に隔離すること。
  • 治療
    インターフェロン投与 細菌の2次感染に対して抗生物質の投与ウイルス自体を殺す事はできないので、症状を軽減さる対処法が治療の基本。
    インターフェロンや抗生物質または点滴などの治療。
    感染したと思ったら、早く獣医に適切な処置をしてもらう事が大切。
  • 罹りやすい猫種  幼齢期の猫
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猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)鼻かぜ

 

  • 猫ウイルス性鼻気管炎(FVR)鼻かぜとは
    猫のヘルペスウイルス感染が原因で起こる猫の風邪の一つ
    猫カリシウイルスと混合感染することが多く、冬に多く見られ、子猫の時にかかりやすい。
  • 感染方法
    感染猫のクシャミ、鼻水、目ヤニ、よだれ、排泄物からの接触感染。空気感染でも移る。
  • 感染したらどうなる?
    猫伝染性腸炎を引き起こすパルボウイルスほど威力はないので、通常2週間程で回復する。しかし、子猫や体の弱っている猫などは症状がひどくなったり、長引いたりする。
    進行すると肺炎を引き起こして死亡したり、妊娠中なら流産する恐れもある。
  • 症状
    風邪の様々な症状(咳、くしゃみ、目やに、発熱、食欲不振など)が出て重症になりやすく、
    下痢などの胃腸症状も出ることも多く、多くの場合は食欲がなくなったり
    食べられなくなるため急激な衰弱や脱水症状が起こり、死亡することもある。
    生後6ヶ月未満の子猫などは、病気の進行が早く、死亡する危険性も高い。
    また、症状が表れなくても、猫の体の抵抗力が衰えた時に発病する事もある。
  • 予防
    ワクチンの接種により予防できる。
    完全室内飼いの場合でも、人間の服や靴などを介して感染する可能性があるので
    予防するよう心がけましょう。
    感染猫が使った食器、便器等は塩素系漂白剤で消毒する。
    帰ったら手を洗う。
    また、猫を動物病院などに連れて行った時は入れたバッグも洗う。
  • 治療
    インターフェロンや抗生物質による治療。
    鼻水やよだれ、涙などはティッシュペーパーやガーゼなどでこまめに拭き取るようにする。
    安静と保温、水分と栄養補給に気をつけるようにする。
    症状がちょっと改善されたからといって治療を中途半端で止めてしまうと
    体内にウイルスを持ったままだったり慢性の鼻炎になってしまう恐れもあるので
    完治するまで治療を続ける事が大切。
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猫カリシウイルス感染症(FCI)猫インフルエンザ

 

  • 猫カリシウイルス感染症(FCI)猫インフルエンザとは
    カリシウイルスが原因で起こる猫の風邪の一つで猫ウイルス性鼻気管炎と混合感染することが多い
    特に冬場に多く見られる。
  • 【感染方法】
    大半が感染猫との接触感染であり空気感染や手、衣服、食器などの事もある。
    1度この病気にかかり回復した猫には、体内に免疫ができるのでほとんど再発することはないが
    未完治ではウイルスが体内に残り、他の猫の感染源にもなる。
  •  感染後の経過
    猫ウイルス性鼻気管炎を引き起こすヘルペスウイルスよりも症状が軽い場合が多い
    通常1~2週間で回復する。ただし猫カリシウイルス感染から肺炎を引き起こすと死亡する事がある
    特に子猫や老猫、衰弱した猫には注意が必要である。
  •  【症 状】
    猫ウィルス鼻気管炎に似た風邪の症状(クシャミ、鼻水、咳、目やに、発熱)が出る。
    ひどくなると、口や舌に潰瘍や水泡ができ痛くて食べれなくなったり大量のヨダレがでることがある。
    また、こじらせて肺炎などの症状も起こしやすい。
  •  【治 療】
    インターフェロンや抗生物質などによる治療。
    肺炎などがこじれると、治療が難しくなるので、早めに治療を受けましょう。
    保温と水分・栄養補給に気をつける。
    個体差はあるが治療薬と承認されているインターキャットは、投与した翌日には、よだれが止まり
    1日おき3回の投薬で効果的な治療ができる。
  •  【予 防】
    ワクチンの接種により予防できる。
    他の猫と接触をしないようにする。
    強いウイルスなので、病気の猫が使った食器、便器等はビルコンや塩素漂白剤で消毒する。
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クラミドフィラフェリス(猫クラミジア)

  • 猫クラミジアとは
    クラミドフィラフェリスによる感染症です。
    眼や鼻から菌が侵入し、結膜炎、鼻水、クシャミ、セキが見られ、
    肺炎まで発展することもあります。人間に感染して結膜炎が起きた例も報告されています。感染すると化膿性の結膜炎や鼻炎を起こして粘液性の目やにや鼻汁がみられます。感染が気道にまで広がった場合には、化膿性の気管支肺炎を併発することもあり、呼吸器病の猫の2割~3割がクラミドフィラ フェリスに感染しているとも言われています。
  • 症状
    主な症状は粘着性の目ヤニを伴う慢性持続性の結膜炎(目の周りの腫れ)で、ウイルス性の結膜炎より経過が長いのが特徴ですが、簡単に区別はできません。
    感染後3~10日後、通常は片方の眼の炎症から始まります。鼻水、クシャミ、咳がみられ、気管支炎や肺炎などを併発し、重症になった場合には 死亡してしまうこともあります。
    3種ワクチンを接種している猫で涙眼や結膜炎が少し長くみられた場合には、感染の可能性があります。
    結膜炎は体力のある猫なら2~6週間で治癒しますが、慢性化したり、キャリア化(症状はないが病原体を排出する猫)することも多いです。
    母猫が感染している場合、子猫が眼炎、肺炎を起こし、生後数日で死亡する事もあります。
  • 感染方法は
    主に感染した猫の目やにや涙などに接触することで他の猫に感染します。
    単独では、あまり危険な病気ではありませんが、呼吸器症候群と複合感染したり、肺炎を併発したりする場合には、脱水による体力の低下や呼吸困難から死に至ることもあります。
    特に抵抗力の弱い子猫や老猫では注意が必要です。
    多頭飼育の場合は、一匹が感染すると、全頭かかる可能性があります。
    一度感染すると、病原体は全身に存在するようになるので、目ヤニ・鼻汁などの分泌液や糞便中にも、クラミジアを排出することになります。
    まれに人間でも感染猫の目ヤニや鼻汁を手に付け、それを眼にやると、結膜炎を起こすことがあります。
  • 治療方法
    治療には、テトラサイクリン系の抗生物質の点眼薬や服薬が有効です。
    症状が良くなってくると、つい量を減らしてしまったり、中止したりしてしまいがちですが、逆に病気を長引かせることになります。抗生物質を用いる際は、指示通りの量と期間を守って、病原体を完全にせん滅することが大切です。症状が消えてからも、クラミジアを完全に消滅させるには14日以上(2~3週間)は継続投与しないと、再発したりキャリア化することがあります。
    再感染を防ぐため、塩素系洗剤で念入りに消毒をしてください。
  • 予防
    ワクチン(5種混合、7種混合ワクチンに含まる)を接種ください。
    接種された方がよいのは、子猫、多頭飼い、子供のいる家、外出する猫、
    猫とのスキンシップが多い場合などでしょう。
    猫と接触した後は手洗いを心がけましょう。
  • かかりやすい猫
    特に抵抗力の弱い子猫や老猫では注意が必要です。
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猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

  • 猫白血病ウイルス感染症(FeLV)とは
    オンコウイルス(レトロウイルスの一種)が原因。
    このウイルスは、名前の通り白血病になることがありますが、多くは白血病を起こさず、免疫力を低下させる事により様々な臓器に障害を起こすために、腫瘍、流産、腎臓疾患、血液疾患、口内炎など様々な病気の原因になる。
  • 感染
    主な感染経路は、感染猫の唾液、涙、尿、便、血液、乳汁に含まれるウイルスによるもので、ケンカなど咬み傷、グルーミングや食器共有、感染した母猫などからの感染が多いようです。また 胎盤感染の場合は、流産、死産することが多く、生まれても育つことが少ない。感染力は弱く、1~2度、感染猫の唾液が付いたぐらいでは感染しない。
  • 症状
    感染した猫の約1/3は、そのまま持続感染となり多くは発症し、50~70%が感染後2~5年以内に死亡する場合が多く、子猫の場合は発症しやすく死亡率も高い。その他は、何も症状も出ない猫や、突然ウイルスが消えてしまう猫もいる。
    症状は、食欲不振、体重減少、貧血、下痢、発熱、脱水、鼻水、口内炎、など。
    免疫力が低下し様々な病気が治癒しにくくなるので、病気や傷が治りにくい、下痢がつづく、歯ぐきが白い、痩せた、元気がない等の症状がある場合はこの病気の可能性もある。特に貧血症状には注意が必要で、死亡原因になる場合が多い。
    主な病気は、リンパ肉腫、腎臓病、慢性口内炎、貧血、白血球減少症、流産など。 増悪させる病気として、猫免疫不全ウイルス感染症、猫伝染性腹膜炎、原虫性疾患など。
  • 治療
    ウイルスそのものを治す治療は無い、出ている症状により適切な治療する。
    生後1年以上の猫なら感染初期(感染後2ヶ月位まで)に適切な治療を行いウイルスを抑え、体内の免疫を助けてあげれば80~90%の確立で自然治癒することもあります。
    子猫の発病は経過も早くやっかいなことが多いようですが、成猫の発病は、白血球数の減少だけで、貧血がなく、軽ければウイルスが消えることさえあります。
    もし、猫白血病ウイルスを持っているキャリアでも、発病しても症状が落ち着いていれば現在出ている症状を改善することにより、延命も可能になります。
    治療は、インターフェロン治療でウイルスを弱め、猫の免疫力を高める。
    激しい細菌感染には、抗生物質の投与。白血病やリンパ腫が発症した場合は抗ガン剤を使用する。
  • 予防
    ワクチンがあります。接種前には検査で感染していないことを確認することが必要です。
    注射は初回の1ヶ月後に2回目の接種し、以後は1年に1回の追加接種が必要となる。
    他の猫と接触することがない場合はワクチン接種は必要ない。
    感染している猫との接触を避ける。(同じ食器やトイレんお使用は避ける。体をなめあったりさせない)
    感染猫がいるならケージ飼いにする(接触禁止)
    万一のケンカ防止の為にも、去勢・避妊手術を受けておくと効果的である
  • 感染したら
    感染猫はできるだけ室内飼育する。
    できるだけストレスをかけない
    感染しても症状が出ないことも多いので、常に注意して猫を観察。
    健康状態に変化があればすぐに獣医に連絡。
    貧血と、腎臓・肝臓の機能低下、リンパ節のシコリには気をつける。
    症状がでてない時に、他の感染症にかからないよう予防注射をしましょう。
    同居猫がいる場合は、必ずウイルス検査を受け、陰性ならワクチン接種をする
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猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症:通称 猫エイズ

ヒトのエイズと同類のウイルスによるもので、日本では、抗体保有率10%と言われていますが、屋外猫に多いことが知られてます。またオスはメスに比べて感染猫の割合が2倍以上多いと報告されています。
これは、実際の感染経路がけんかによる咬傷であるためと言われています。

  • 症状:一過性の発熱や下痢が見られた後、数か月から数年の無症状期を経て、数か月から数年は、口内炎や歯肉炎、日和見感染、貧血などをおこします。
    最終的に猫エイズを発症すると数か月で死に至ります。
  • 予防:猫を外に出さないようにし、県戦猫との接触を避けることで感染を防ぐことは出来ます。
  • 予防・診断・治療について
    FIV・FeLVとも予防のためのワクチンがありますが、100%有効とは言えません。ウイルス自体の感染力は弱く、熱湯や消毒薬が有効です。
    感染の有無は、採血して検査キットで検査します。しかし感染後3-4週間経過しないと正しい検査診断ができないので何回か検査する必要があります。
    もし感染したら、ウイルスを直接攻撃できる有効な治療薬はありません。
    猫の免疫力を高めるためには、十分な栄養と清潔な環境を与え、ストレスを軽減させることで発症を抑えることが出来ます。
  • 発症した場合は、病気の進行に伴い様々な症状が現れるため、それぞれの症状に合わせてインターフェロンや抗生剤、抗がん剤などを使用した対症療法を行います。

ワクチンで予防できない猫の病気

猫伝染性腹膜炎(FIP)

  • 初期には、食欲不振、嘔吐、下痢などの症状が見られます。
    病気が進行すると腹水や胸水が貯留しますが(ウェットタイプ)、腹水や胸水の貯留がないドライタイプもあります。ウェットタイプは予後不良で死亡してしまいす。
  • 猫コロナウィルスには、猫に対してほとんど病原性を示さず腸管に感染する猫腸コロナウィルスと、強病原性の猫伝染性腹膜炎ウィルスの2つのタイプがあります。
  • 猫腸コロナウィルスに感染した一部の猫の体内で、ウィルスが突然変異をおこし、病原性の強い猫伝染性腹膜炎ウィルスが発生し、猫伝染性腹膜炎を発症します。
  • 病名に伝染性腹膜炎とありますが、猫伝染性腹膜炎を発症したの猫の腹水を抜き取り、別の猫の腹腔に接種したら、その猫も発症したことからついた病名で、猫から猫へ感染するという意味ではありません。
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